いせなび<Deepな伊勢へようこそ>


ローソク塔遺構

ローソク塔遺構
夏草に埋もれてひっそりと。
近くには観光客が多数歩いていましたが、もちろん、この遺構に気づく人はだれ一人としてありませんでした。地元民でも、もう知る人はすくないでしょうね。

ローソク塔・・・それは何と怪しげな言葉でしょう。
「伊勢にそんな塔が有ったのか?」と、疑問をお持ちの諸兄姉、ご存じないのも無理はございません。『ローソク塔』は多分正式名称ではありませんし、この塔に注目する人は、存在した当時でも多くはなかったでしょうから。ただ、妙に目立っていたので「ああ、アレのことか。」と、思い出された方もおられるのでは。

カメヤマローソク広告塔のある風景
上の写真は、ローソク塔がその雄姿をあらわしていた頃の貴重(?)な写真なのであります。
どこに写っているかって? 左の方、体育館の手前ですよ。
〔1972年撮影〕

カメヤマローソク広告塔のある風景
別アングルからもう一枚。五十鈴の河畔に佇むローソク塔の図。
〔1974年撮影〕

本体は白色で炎の部分は赤色だったと思います。
アップで撮った物が無いのが残念ですが・・・。

Map
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ローソク塔の正体はカメヤマローソクの広告塔なのですが、いつ建てられていつ撤去されたのか、残念ながら私は知りません。

現状は基礎部分が看板の土台として利用されています。
看板がなければ気づかないですね。
ローソク塔遺構
『かっぱ』のキャラクターでおなじみの不動産屋さんの広告でした。
看板の下にコンクリート製の四角い物体があり、これが『ローソク塔』の基礎だと思われます。上部には円形の窪みがあり、ここに刺さっていたのでしょう。窪みの深さは枯葉などに埋まっていてよく解りませんでした。

二見トンネル東側内部堤防道路を入れて撮ってみました。
左が国道側、右が五十鈴川になります。五十鈴川の下流方向を向いて撮っています。


見学ワンポイント
浦田駐車場から徒歩すぐ。堤防道路を内宮とは反対の方向に歩いてみてください。遺構は川とは逆側の道路外にあります。堤防斜面が危険なことと、私有地かもしれませんので、近づくのは止めましょう。

〔遺構の写真はすべて2007年8月撮影〕

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